〜絵手紙の用具について〜


絵手紙は数年前からブームになっているので、実際に描かれている方も多いかと思いますが、
「絵手紙って何?」とおっしゃる方もいると思いますので、まず使う用具等について書いてみます。

用具について
ハガキと、絵を描く用具があれば、何でもOKなのですが、まずは、絵手紙仲間のあいだで
使われているオーソドックスな用具を紹介しますね。
下の写真は、実際に、まゆたろうが使っているものです(^^;
絵手紙の用具いろいろ・・・

まゆたろうが使用している顔彩です
・左上より、24色セットになっているのが、顔彩(がんさい)。
 日本画用の絵の具です。画仙紙ハガキによく合います。
 12色セットや、16色セットなども売られていますし、
 よく使う色は、なくなるのが早いので、バラ売りしているのを
 購入するとよいです。
 私も、ご覧のとおり、バラ売りのを、いくつか持っています。
 (手前の、3つある丸い皿の分)
 セット売りの顔彩は、箱の裏に、色名が書いてあるので、
 そこに、薄めの色、濃い目の色をつけておくとベター。
 というのも、顔彩は、見た目の色と、実際の色が、
 かなり違うからです。
・顔彩のとなりにあるのが、梅皿。陶器のパレットですね。
・右下にあるのが、、と、墨。
 硯は、書道用の、安いものでOK。
 墨は、書道用の油煙墨を使うのではなく、青墨(せいぼく)を
 使います。別名、松煙墨ともいいますが、
 淡い色合いで、顔彩と、とてもマッチします。
 また、墨液タイプのものもありますが、時間がかかっても、
 磨る墨のほうが、よいです。
・左下にあるのが、画仙紙ハガキです。官製ハガキは、
 表面がすべるので、絵を描くには適しません。
 本画仙、和画仙とありますが、メーカーによって、
 かなり違うので、あとは、自分の好みで。
・ハガキの上にちょこんとのっているのが、印泥(いんでい)と、
 
 絵を描いたあと、最後に印を押すと、とても、絵が引き立ちます。
 印は、消しゴムと、カッターナイフで、簡単に作ってしまいましょう。
は、墨で輪郭を描くもの1本と、
 彩色用の筆を何本か用意するとよいです。
・あとは、水入れや、下敷き(まゆたろうは、白いフェルトを
 使っています)などを用意すると、準備OK。
こうやって描いていきます
描き方
 今回は、割愛しますが、とにかく、大きく、描くこと!
 これが、まず基本です。
 どうしても、最初は、小さく小さく描いてしまうのですが、
 野菜や果物の場合でしたら、ヘタの部分から描き始めます。
 そこから描き始めると、自然と大きく大きく描くことができます。
クレヨンも便利だけど、色鉛筆のほうが好き♪
顔彩にこだわらなくても・・・
 日常には、さまざまな、絵を描くための用具があふれて
 います。
 子どものころから使いなれた、クレヨン、色鉛筆、
 水彩絵の具・・・。
 なかでも、水彩色鉛筆は、セットで持っていると、
 けっこう便利です。
ダーマトグラフ、黒いペン、油性ペン、マーカー等・・・  ←色鉛筆に形の似た、ダーマトグラフ
 (左側の写真の左3本)も、
 手軽に、輪郭を描くことができるので、
 黒を1本持っていると
 重宝します。
まゆたろうは、切手にこだわってます
ハガキに、こだわってみる
 色のついたハガキも、また、味があるのです。
 文具店や、画材店、書道用品を扱っている店等で、
 探してみてくださいね。
 写真の土佐和紙のハガキは、旅先で購入しました。

 <切手にもこだわってみる>
 最近は、郵政省も、きれいなデザインの切手を
 ひんぱんに発行していますから、
 それらをペタンと貼って、出してみるのもおしゃれです。
 ただし、センスのいい切手は、80円に多いですね。
 もうちょっと、50円にデザインのいいのがあればなあ・・・。
 50円のアトムや、ドラえもん切手も出してほしいですね(^^)
もらうと、嬉しい  ←まゆたろうが、人から頂いた絵手紙
へたっぴですが・・・  ←まゆたろうが、描いた絵手紙
 実際は、ほとんど人に送ってしまって、
 手元には、あまり残してないです。
小池先生の本です
参考図書
 最近は、大き目の本屋さんに行くと、さまざまな
 ”絵手紙”に関する本を手にとることができます。
 私が絵手紙を始めたころに購入したのは、
 ←小池邦夫先生の「絵手紙入門」(日貿出版社刊)。
 実際に、NHK学園の通信教育講座のテキストとしても、
 少しアレンジして使われています。
 こういった本には、絵手紙の用具や描きかたについても
 詳しく載っていますので、私があれこれ書くよりも、
 実際見ていただくほうが早いのですが・・・(^^;

初心者向け絵手紙講座

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